30代・40代の頭皮が乾燥する本当の理由|フケ・かゆみを防ぐ正しいケアを現役美容師が解説

髪を整える
この記事で解決できる悩み
  • 毎日シャンプーしているのに、フケやかゆみがなかなか治らない
  • 30代・40代になってから、頭皮の乾燥やつっぱり感が気になるようになった
  • 自分のフケが「乾燥タイプ」なのか「脂性タイプ」なのか分からない
  • 頭皮ケアをしたいけど、何を選べばいいのか、何が正解なのか分からない

このような悩みついて、
解決できる記事を書きました。

坂口 智也
坂口 智也
  • 美容師歴15年
  • 美容室で現役stylistとして活躍中
  • ヘアケアマイスターの資格取得
  • 福祉理美容師の資格取得

お客様とのコミュニケーションから得たリアルな声を活かし、豊富な経験と知識を織り交ぜた情報をお届けしています。

毎日きちんとシャンプーしているのに、
「フケが出る」「頭がかゆい」「夕方になると頭皮がつっぱる」
そんな違和感を、ここ最近感じることはありませんか。

特に30代・40代になると、加齢による皮脂量の低下に加えて、仕事・家庭のストレス、エアコンや季節の乾燥などが重なり、髪よりも先に頭皮トラブルが一気に増えやすいです。

実際、サロンでも「今まで平気だったのに、急に頭皮トラブルが増えた」という相談はこの年代からとても多くなりました。

多くの方が「フケ=洗い足りない」「かゆみ=汚れが原因」と考え、さらに強く洗ったり回数を増やしますが、これはむしろ乾燥やフケを悪化させる代表的な原因のひとつです。

この記事では、現役美容師の立場から、30代・40代の頭皮が乾燥しやすくなる理由とフケ・かゆみを招かない正しいケア、そして、今日からできる具体的な対策をできるだけ専門用語を使わずに分かりやすく解説していきます。

何を変えればいいのか分からない…

そんな方こそ、ぜひ最後まで読んでみてください。

30代・40代の頭皮が乾燥・フケを起こしやすくなる原因

30代・40代になると、20代の頃とは明らかに頭皮の状態が変わり始めます。

以前と同じようにシャンプーしているのに、乾燥・フケ・かゆみが急に増えるのは、いくつかの要因が重なるちょうどその年代だからです。

ここでは、なぜこの年代で頭皮トラブルが増えやすくなるのか、その主な原因を分かりやすく解説していきます。

年齢とともに皮脂量は確実に減っていく

頭皮のうるおいを守っているのは、体がつくり出す皮脂のバリアです。
これは天然の保湿膜として働き、外部刺激から頭皮を守る大切な役割を担っています。

ところが30代に入る頃から、この皮脂分泌量は男女ともに少しずつ低下していきます。
見た目では分かりにくくても、頭皮の内側では乾燥しやすい状態へゆっくり移行しているのがこの年代の特徴です。

皮脂が減ると、洗髪後に水分をとどめる力が弱まり、必要なうるおいが蒸発しやすくなります。

その結果、

・白い細かいフケが出やすくなる
・かゆみを感じやすくなる
・夕方になると頭皮がつっぱる

といった乾燥サインがあらわれやすくなります。

「今までと同じケアをしているのに、最近急に頭皮が荒れやすくなった」相談が増えるのは、この皮脂量の変化が大きなきっかけになっています。

体感がなくても、頭皮は確実に年齢の影響を受けているというのが現実です。

エアコン・ストレス・生活習慣が乾燥を加速させる

年齢の変化に加えて、現代の生活環境そのものが頭皮を乾燥させる要因になっています。

代表的なのが、エアコンによる空気の乾燥です。夏は冷房、冬は暖房によって、室内は一年中頭皮の水分が奪われやすい環境になっています。顔の肌が燥しやすくなるのと同じように、頭皮の水分もゆっくり失われていきます。

さらに、仕事や家庭によるストレス、睡眠不足、食生活の乱れなどは自律神経のバランスを乱し、皮脂分泌や血流に影響を与えて、頭皮のうるおいを保つ力そのものを低下させます。

特別なことはしていないのに最近頭皮が荒れやすいという方ほど、こうした環境要因が重なっているケースがほとんどです。

「フケ=洗えていない」は大きな誤解

フケが出ると「洗い足りないのでは?」と考えて、シャンプーの回数を増やしたり、ゴシゴシ強く洗ってしまう方が少なくありません。

しかし実際には、30代・40代のフケの多くは汚れではなく乾燥が原因です。特に白く細かいフケは、頭皮の水分が不足して角質がめくれ落ちている状態であり、洗浄不足とはまったく別のメカニズムで起こります。

このタイプのフケに対して洗いすぎると、必要な皮脂まで取り除いてしまい、頭皮のバリア機能はさらに低下します。
乾燥 → かゆみ → 掻く → 角質がはがれる → さらにフケが出るという悪循環に陥りやすくなります。

「フケ=不潔」というのは大きな誤解です。

むしろ多くの場合は、洗い方と保湿不足によって頭皮のバリアが弱っているサインと捉えるべきだと思います。

あなたのフケはどっち?乾燥性と脂性で対処は真逆

フケと一言でいっても、原因によって対処法がまったく異なる2つのタイプがあります。

間違ったケアをしてしまうと、改善どころか症状が悪化することも少なくありません。

まずはご自身のフケが「乾燥性」なのか「脂性」なのかを知ることが、改善への最短ルートです。

乾燥性フケ

乾燥性フケは、白く細かく、パラパラと肩に落ちやすいのが特徴です。

主な原因は、頭皮の皮脂や水分が不足していること。特に30代・40代になると皮脂量が減りやすいうえに、エアコン環境や洗いすぎが重なることで、頭皮のうるおいを守るバリア機能が低下し、このタイプのフケが出やすくなります。

乾燥性フケの場合、「フケ=汚れ」と思って強く洗ってしまうと、必要な皮脂まで奪ってしまい、かえって症状が悪化することが多いのが注意点です。

かゆみを伴うことも多く、掻いてしまうことでさらに角質がはがれ、フケが増える悪循環に陥りやすくなります。

このタイプの対処の基本は、落としすぎない洗い方・乾燥させない工夫・洗った後の保湿をするというシンプルなケア。

刺激の少ないシャンプーと、洗髪後の頭皮保湿を意識するだけでも、状態が落ち着いてくるケースは少なくありません。

脂性フケ

脂性フケは、黄色っぽく湿り気があり、頭皮や髪にベタついて付着しやすいのが特徴です。

皮脂の分泌が多い状態に、常在菌(マラセチア菌など)が増殖することで炎症が起こり、フケやかゆみを伴って現れます。
30代・40代では、ストレス・睡眠不足・食生活の乱れ・洗い残しなどが重なることで、このタイプが悪化しやすくなります。

脂性フケの場合、乾燥性フケと同じ感覚で保湿だけを重ねたり、油分の多いケア剤を使うと、かえって悪化することがあります。

対処の基本は、皮脂を「取りすぎず、残しすぎない」適度な洗浄と、頭皮環境を乱さない低刺激ケアです。

症状が長引く、赤みや痛みが強い場合は、セルフケアに頼らず早めに皮膚科を受診することも重要になります。

頭皮は「洗い方×保湿」で決まる|乾燥させない正しいケア習慣

頭皮の乾燥は、体質だけで決まるものではなく、毎日の洗い方とその後の保湿によって状態が大きく左右されます。

どれだけ良いシャンプーを使っていても、洗い方が間違っていたり、洗ったあとのケアを何もしていなければ、乾燥は進んでしまいます。

ここでは、今日から見直せる乾燥させない頭皮ケアの基本習慣を分かりやすく解説していきます。

実は盲点?|頭皮も保湿しないと乾燥する

顔には当たり前のように化粧水や乳液で保湿をするのに、頭皮は洗いっぱなしになっている方が非常に多いのが現実です。

頭皮も顔と同じ皮膚の一部で、洗髪後は皮脂や水分が一時的に失われ、最も乾燥しやすく無防備な状態になります。

本来、皮脂は頭皮を守る天然の保湿膜です。
30代・40代になるとその分泌量は徐々に減少し、頭皮が本来持っている「うるおいを守る力」も弱まりがちです。

その状態で何も補わずに放置すると、水分がどんどん蒸発し、フケ・かゆみ・つっぱり感といった乾燥トラブルにつながりやすくなります。

頭皮の乾燥対策で最も見落とされがちなのが、洗った後に何も補っていないことです。

シャンプーと保湿はセットで考えるべきもの。

そして、頭皮もきちんと保湿するこの意識を持つだけで、乾燥による不調は大きく変わってきます。

現役美容師が実際にすすめる乾燥させない洗い方

乾燥を防ぐために最も大切なのは、落としすぎない・刺激を与えすぎない洗い方です。

まずお湯の温度は38℃前後のぬるめがおすすめです。
熱すぎるお湯は、必要な皮脂まで一気に洗い流してしまい、乾燥を早めてしまいます。

シャンプーは手のひらでしっかり泡立ててから、爪を立てず指の腹でやさしく押すように洗うのがポイントです。
また、すすぎ残しはかゆみや炎症の原因になるため、生え際やえり足までしっかり流しましょう。

頭を洗った後は自然乾燥に任せず、すぐにドライヤーで乾かすことも乾燥・フケを防ぐ大切な習慣です。

坂口 智也
坂口 智也

濡れたまま放置すると、水分が蒸発する際に頭皮のうるおいまで奪われてしまいます。

このぬるめのお湯・泡で洗う・すぐ乾かすの3つを意識するだけでも、頭皮の乾燥トラブルは大きく減らせます。

乾燥頭皮の正しいケアアイテムの選び方|化粧水・シャンプーの見極め方

乾燥頭皮のケアは、なんとなく良さそうなものを使うよりも自分の頭皮に合ったものを選ぶことがとても重要です。

良かれと思ったケアがかえって乾燥やかゆみを悪化させてしまうこともあります。

ここでは、美容師目線で失敗しにくい化粧水・シャンプーの見極めポイントを分かりやすく解説していきます。

30代・40代が選ぶべき頭皮ケアアイテムの条件

30代・40代の頭皮は、皮脂量が減り始める一方で、刺激に対して敏感になりやすい状態。
なので、「強すぎないこと」「毎日使えること」が何より重要になります。

まず重視したいのは、アルコールやメントールの刺激が強すぎない処方であること。
スッとする使用感があっても、乾燥頭皮には負担になるケースが少なくありません。

また、洗浄力が高すぎるシャンプーは、使った直後はスッキリしても、長期的には頭皮のバリア機能を弱めてしまうことがあります。

次に重要なのが、ベタつかず、使い続けやすい使用感です。
頭皮用化粧水やシャンプーは「たまに使う特別なケア」ではなく、日常的に使うもの。重たさや違和感があると、無意識に使用頻度が下がり、ケアが続かなくなります。

「低刺激」「続けやすさ」この基準に選ぶことが、30代・40代の頭皮ケアでは特に大切です。

美容師目線で試しやすい乾燥頭皮向けアイテム

乾燥頭皮に悩む30〜40代にとって、ケアアイテムは合うかどうか試すハードルが高いもの。

だからこそ、美容師として安心しておすすめできて、「使いやすさ・安全性・効果」のバランスが取れているアイテムを例として挙げることが重要です。

以下は、使って良かったと感じた乾燥頭皮向けアイテムの条件とその代表例です。

良質スカルプローション/頭皮用化粧水

  • 刺激が弱めで、アルコール・メントール・強香料などが入っていないもの
  • 保湿成分がしっかり入っている(グリセリン、BG、セラミド類、植物エキスなど)
  • 毎日使いやすい価格帯・内容量で、継続利用しやすい

たとえば、敏感・乾燥頭皮向けに設計された市販ローションの中には、無難で安全なものが存在します。
洗髪後すぐ使うことで、頭皮を守るバリアケアになります。

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低刺激シャンプー(ベタイン系またはアミノ酸系)

  • 強い脱脂成分(ラウリル硫酸系など)を使わず、頭皮にやさしい洗浄成分で構成されたもの
  • 皮脂を必要以上に落とさず、必要な保湿膜を残す設計
  • 頭皮への刺激が少なく、毎日または頻繁に使っても負担にならない

乾燥・敏感肌の人は、洗浄力が強すぎるシャンプーでなく、頭皮に優しいマイルド洗浄を選ぶことで、バリア破壊を防ぎやすくなります。

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価格が高いものや多機能にこだわるよりも、刺激が少なく毎日安心して使えるアイテムを選び、正しい洗い方と保湿を続けることが、頭皮を安定させる一番の近道ですね。

セルフケアで対応できない症状の見極め

乾燥や軽いフケ、かゆみの多くは、洗い方や保湿などのセルフケアで改善が期待できます。
しかし中には、自己判断でケアを続けることで悪化してしまう症状もあります。

以下のようなサインが見られる場合は、頭皮トラブルが乾燥の範囲を超えている可能性があります。

  • 頭皮に赤み、ヒリつきが続いている
  • フケが黄色っぽく湿っていて、ベタつきやニオイを伴う
  • じゅくじゅくした湿疹やかさぶたが繰り返しできる
  • 痛み・強いかゆみが続き、掻かずにはいられない状態が続く
  • シャンプーや化粧水がしみる・ヒリヒリする

これらは、脂漏性皮膚炎や接触皮膚炎など、医療的な治療が必要な状態が疑われます。
この段階で市販ケアを自己流で続けてしまうと、かえって症状を長引かせてしまうこともあります。

セルフケアで1〜2週間様子を見ても改善がない場合や、上記の症状が一つでも当てはまる場合は、迷わず皮膚科を受診することが最も早く、安全な改善方法です。

頭皮ケアは「我慢して続けるもの」ではなく、正しく判断して切り替えることも大切なケアの一つです。

まとめ|頭皮の乾燥は体質だけで決まるわけではない

頭皮の乾燥は「もともとの体質だから仕方ない」と思われがちですが、実際には、年齢による皮脂量の変化、生活環境、洗い方、そして保湿の有無といった日常の積み重ねが大きく影響しています。

30代・40代で急にフケやかゆみが気になり始めた方の多くは、洗いすぎと保湿不足が重なっているケースが少なくありません。

大切なのは、「しっかり洗うこと」ではなく、落としすぎない洗い方と、洗ったあとの保湿を習慣にすること。そして、自分の頭皮タイプに合ったケアを選ぶこと。

この基本を整えるだけでも、頭皮トラブルは起こりにくくなります。

もし、セルフケアで改善しない症状がある場合は、無理に自己判断を続けず、早めに皮膚科に相談することも大切な選択肢です。

日々の小さなケアの見直しが、数ヶ月後の頭皮コンディションを大きく左右します。
今日からできることをして、頭皮も、髪と同じように丁寧に向き合っていきましょう。

サカグチ トモヤ

美容師として15年、3人の子どもを育てる父として毎日をバタバタと過ごしています。
そんな日々の中でも、自分と家族の心と体を「整える」ことを大切に、
美容師としての経験、子どもとの暮らし、本から得た学びや気づきを発信中。
同じように忙しい日々を送るパパ・ママたちの、ちょっとしたヒントになれば嬉しいです。

2010年~:美容室に勤務
2022年~:フリーランス美容師
2024年~:美容師×ブログ
資格
美容師国家資格・管理美容師資格・ヘアケアマイスター取得・福祉理美容士認定資格
趣味
筋トレ・読書・オーディオブック(聞く読書)

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