こんな悩みについて解決できる記事を書きました。
美容師歴15年/現役stylistとして活躍中。ヘアケアマイスターの資格を取得中/
お客様とのコミュニケーションから得たリアルな声を活かし、豊富な経験と知識を織り交ぜた情報をお届けしています。
今回ご紹介する「忙しい人におすすめ!ヘアミストの使い方とは?」を読めば、ヘアミストの使い方や使うタイミング、効果&注意点もわかるようになります。
美容室で働く中でお客様の話を聞くと、意外にもヘアミストを上手く使いこなせていない人が多いです。 実は、何気なく使ってるだけではもったいないほど多機能で優秀なヘアアイテム。
それがヘアミストなんですよね!
髪にシュッと吹きかけるだけで、香水代わりやスタイリングのベースになるヘアミストは、忙しい人に特におすすめです。そんな忙しい人への味方「ヘアミスト」について紹介していきます。
まずすぐにヘアミストの使い方について知りたい方はこちらから→「ヘアミストの基本的な使い方」について解説しているので、ぜひサクッとに読んで下さいね。
ヘアミストとは?
ヘアミストとは、髪の毛に直接吹きかけて使うミスト状のヘアケアアイテムです。
ヘアミストにはさまざまなヘアケア機能があり、香りを付ける効果やヘアダメージ予防、保湿や紫外線・静電気などからの刺激を防止するなどの効果が期待できます。
ヘアミストの種類は幅広く、中にはヘアミストではなく「ヘアコロン」や「ヘアフレグランス」と呼ばれていたり、朝に使う寝ぐせ直しなどの「ヘアウォーター」もヘアミストの一種です。
ふんわり香りがするので香水代わりとしても活躍し、季節や気分に合わせて種類を変えて楽しんだりとフレグランスアイテムとしてもとても人気ですね!
そもそも香りの重要性って?
ヘアミストといえば香りがとても重要ですよね。
やはり、「フレグランス効果」が定番で、一番最初にどんな香りかをイメージしやすいんじゃないかと思います。
そして、「どんな香りなのか」「自分がどんな香りが好きなのか」「どんな場面で使いたいのか」を意識して選ぶ方が多いです。つまり、香りを重要視して選んでいますよね。
香りには様々な効果や作用があり、心に安らぎをもたらし、ストレスを軽減する力を持っています。
どんな香りがある?
現代社会において、多くの人が日々のストレスや疲れを感じている中、「香り」の癒し効果やリフレッシュ効果が注目されています。
香りによっては相手に与える印象も変わってきますよね。
香りの種類とその効果、香りの楽しみ方など簡単にわかりやすく解説していきます。
- フローラル系|優雅で華やかな香り
- シトラス(柑橘)系|さわやかで気分をリフレッシュできるの香り
- サボン(石鹸)系|清潔感のある幅広い人に受け入れられる香り
- スイート系|甘くてガーリーな雰囲気の香り
- ハーブ系|自然を感じるハーブの爽快な香り
フローラル系|優雅で華やかな香り
フローラル系は、花束やお花畑の香りのような甘く優雅で華やかな、文字通り花々をイメージさせる香りです。
フローラル系の香りは、リラックス効果が高く心を安定させます。これは、フローラル系の香りが穏やかで心地よい感覚をもたらすためです。
たとえば、ラベンダーやローズの香りはリラックス効果があるのでストレスを軽減し、ジャスミンの香りは気分を明るくし心のバランスを保つ効果があります。
フローラル系の香りを取り入れることで、心を落ち着け、リラックスした状態を保つことができます。そして、優しい印象を演出してくれますね。
例)ローズ、ジャスミン、ラベンダー、ゼラニウム
シトラス(柑橘)系|さわやかで気分をリフレッシュできるの香り
シトラス系は、レモンやオレンジ、グレープフルーツなど柑橘系のナチュラルな香りです。
シトラス系の香りは、気分をリフレッシュし活力を与えます。これは、シトラス系の香りがさわやかで、覚醒効果があるためです。
たとえば、レモンやオレンジの香りは、気分を明るくしエネルギーを与えます。また、グレープフルーツの香りは、集中力を高めてポジティブな気分になります。
シトラス系の香りを取り入れることで、気分をリフレッシュし気持ちを明るくできます。
汗をかきやすく、香りがきつくなりやすい夏にも気兼ねなく使え、リフレッシュしたいときにひと吹きして、気分転換するのにも使えますよ。メンズ・レディース共に使いやすい香りですね。
例)オレンジ、レモン、グレープフルーツ、ベルガモット
サボン(石鹸)系|清潔感のある幅広い人に受け入れられる香り
サボン系は、ナチュラルな石鹸の香りです。
お風呂上がりのような柔らかく、さっぱりした良い匂いのイメージですね。
この香りが嫌いだという人はなかなかいないと思いますし、使う人やシーンを選ばないため、ヘアミストを初めて使う方や男性など、1本だけでも持っておきたいという方におすすめです。
癖のない香りなので、特に仕事やデートなど様々なシチュエーションで使うことができ、香水の強い匂いが苦手な方やカジュアルに使用したい方にぴったりですね。
例) 石鹸
スイート系|甘くてガーリーな雰囲気の香り
スイート系は、フルーツやバニラを連想させるような甘くて心地いい女の子らしい香りです。
ストロベリーやチェリー等のフルーツの香りや、バニラやキャラメル、チョコレートなどの甘くとろけるお菓子の香りなど、かわいらしい愛嬌のある香りが特徴です。
ちなみに、ちょっと疲れたときに香ると心地よくなります。それは、バニラの香りにはリラックス効果があるからですね。
かわいらしさを演出したい方、特に若い女性におすすめの香りですね。
例)バニラ、キャラメル、チョコレート、フルーツ
ハーブ系|自然を感じるハーブの爽快な香り
ハーブ系は、ハーブから抽出された、爽快な香りでリフレッシュしたいとき最適なスッとした香りが多いです。
薬草のような自然の香りなので、好みが分かれることがあります。そのため他人に香らせることを意識するよりは、ご自身の気分転換や集中力アップに使用するのがおすすめです。
好きな方はとことんハマる香りで、ミント系など爽快感を覚える香りが多いです。アロマオイルや薬草のような香りが好きな方は試してみるのもアリかと思います。
例)ユーカリ、バジル、ローズマリー、セージ、タイム、フェンネル
ヘアミストの効果とメリット
ここからはヘアミストの効果やメリットについて解説していきます。
ヘアミストの4つ効果とメリット
- フレグランス効果
- スタイリング効果
- トリートメント効果
- 紫外線&静電気予防効果
1.フレグランス効果
ヘアミストの効果の1つ目は、「フレグランス効果」があることです。
髪に付けたヘアミストの香りは、香水に比べて香り方が柔らかく、ふわっと香らせることができるので簡単に良い香りを再現できます。
良い香りがする人にドキッとしたり、清潔感があると感じたりした経験は誰にでもありますよね。香りの種類によって、甘い印象・やさしい印象・クールな印象など、相手に良いイメージを与えられます。
そして、良い香りは自分自身がリラックスできたり気分をリフレッシュして過ごせたりする効果もありますよね!
実際、男性のボクもヘアミスとを使っていて、朝のスタイリングの際に使って気分を明るくしてくれたり、仕事の合間に使いリフレッシュしたりと頻繁に使っています!
ちなみに清潔感のある石鹸の香りを使っていて、「旦那さんや彼氏のプレゼントにおすすめですよ~♪」と女性のお客様にお話ししていますね!男女どちらの方も使うべきかと思います(笑)
2.スタイリング効果
ヘアミストの効果の2つ目は、「スタイリング効果」があることです。
寝起き頭の髪やパサつきのある髪の毛の広がりを抑えられるため、朝やお出かけ前のセットがしやすくなります。
髪の毛にパサつきのある状態では、アイロンをしたり綺麗にスタイリングしたりしづらいので髪の毛を一度綺麗な状態にしてからスタイリングをすることが重要です。
ヘアアイロンやコテを使う前にヘアミストをシュッと軽く使うだけで、ヘアスタイルをキープしてくれやすくなります。スタイリングに使えるヘアミストが1本でも家にあるととても便利ですね!
ヘアミスト香り成分は熱に弱いので、香りが飛んでしまうという弱点があります。
「香りを1日中持続させたい!」という方は、ヘアアイロンやコテの使用後にも仕上げとしてヘアミストを軽くシュッと使いましょう!
3.トリートメント効果
ヘアミストの効果の3つ目は、「トリートメント効果」があることです。
「コテを使いすぎて髪の毛が固くなり傷んでる!」「髪の毛の水分が少なくパサつく!」「髪の毛の指通りが悪い!」という悩みのある方はトリートメント効果のあるヘアミストを使いましょう!
セラミドやヒアルロン酸などの保湿成分が配合されているものを使えば、軽い付け心地のトリートメントとして活躍しますね!
特に、髪の毛のダメージや乾燥が気になる方は、ドライヤーで髪の毛を乾かす前や寝る前に使うことがおすすめです。
夜の寝ている間は髪の毛と枕の間で摩擦が起こりやすく、髪の毛がパサつきやすくなります。ヘアミストは、このような摩擦によるダメージの予防にもなるため、ヘアケアとして寝る前に付けるとより効果を感じられますね。
もっと効果UPしたい方は、ヘアミストとオイルの2重使いすると効果的です。
ヘアミストを髪全体につけた後、毛先を中心にヘアオイルをなじませるとさらにまとまりのよい、つややかな髪に仕上がりになり髪の毛にうるおいを与える事ができます。
4.紫外線&静電気予防効果
ヘアミストの効果の4つ目は、「紫外線&静電気予防効果」があることです。
「お出かけが多くて紫外線が心配!」という方は紫外線予防に使えるヘアミストがおすすめです。
日差しが強い日でも、紫外線予防の効果があるヘアミストを使うことで髪の毛を紫外線から守ることができます!
顔や体の紫外線対策をしている人は多いですが、髪の毛の紫外線対策をしている人は意外と少ないですね。
髪のダメージ3大要素の1つの紫外線。
髪の毛に紫外線当がたると傷んでしまうため、顔や体と同じように髪の毛もダメージを予防する必要があります。
乾燥していると、静電気も起きやすくなります。特に冬場など乾燥が気になるときには、日中もこまめに保湿をするのもおすすめです。ヘアミストは持ち歩きやすく、シュッとサッとつけられるので簡単に使えますね。
実際にボクのカバンの中にヘアミストが入っていますし、けっこう使う場面があるので役に立っていますね。
ヘアミストの基本的な使い方
ヘアミストの基本的な使い方を朝、昼、夜に分けてご紹介します。
いろんな効果が備わったヘアミストはどんなシーンでも使えます。ぜひ参考にしてみてくださいね!
- 朝・出かける前の使い方…「寝ぐせ直し」や「スタイリング」として
- 昼・日中の使い方…「フレグランスやニオイ消し」、「スタイリングし直したり」として
- 夜・就寝前の使い方…「ヘアケア目的」や「寝ぐせ対策」として
朝・出かける前の使い方
朝は、「寝ぐせ直し」や「スタイリング」として使えます。
寝ぐせ直しができるヘアミストなら、根元を濡らしてからドライヤーで乾かせば簡単に髪が整います。クセの部分や根元を水で濡らし、その上から2プッシュほどつけ、コームでとかせばキレイになります。
- 寝癖部分にシュッとヘアミストを吹きかける
- コームを通して髪に潤いを馴染ませる
- いつも通り髪をスタイリングする
- スタイリングの仕上げにもうワンプッシュする
くせが強くついている場合は、先に水で濡らしてあげればOKです。
ヘアミストをスタリングで使用する場合は、アイロンやコテの熱から髪を保護するために使うことが多いですね。パサつき・広がり・うねりなどが気になる部分にヘアミストをスプレーして、馴染ませてからアイロンやコテを使います。
アイロンをした際に香りが弱くなってしまう場合があるため、ヘアミストのメインである香りを楽しむなら、アイロンやコテなどでスタイリングした後はもう一度上からつけ直すと香りが長続きするのでやってみましょう!
昼・日中の使い方
お昼や日中は、「フレグランスやニオイ消し」、「スタイリングし直したり」と髪の毛を整える機会として使えます。
ヘアフレグランスは、香水と比べると香料濃度が控えめです。また水が主なベース原料である事が多く、香り立ちもふんわり柔らかで控えめで、嫌味なく使うことができます。
プライベートはもちろん、職場や学校などさまざまなシーンで使えますね。
外食後の臭いのカバーとしてや喫煙した後は、匂い消しとしても使う人もいます。そして、いい香りに包まれリフレッシュ効果も期待できます。
ヘアフレグランスはヘアワックスやヘアクリーム、ヘアオイルと比較すると軽いテクスチャーでサラッと使えるため、季節問わず簡単に気軽に活用できるので日中のちょっとした合間にサッと使えるのも嬉しいポイントです!
夜・就寝前の使い方
夜やお風呂上りには、流さないトリートメントとしての「ヘアケア目的」や「寝ぐせ対策」で使う場合が多いです。
お風呂上がりのドライヤー前に使えば髪の毛の乾燥によるパサつきを抑えることができ、髪の毛を保湿して潤いを与えれます。
- お風呂上がりに髪をタオルドライする
- ヘアミストを髪の中間〜毛先を中心になじませる
- いつも通りドライヤーで髪を乾かす
- 仕上げにヘアミストもしくはヘアオイルをなじませる
さらに、ドライヤーを終えた後、仕上げに1~2プッシュ吹きかけると髪全体のまとまりが良くなり、心地よい香りに包まれて眠ることもできますね。
翌朝までまとまった髪が続くので、寝癖がひどい方はぜひお試しください。
ヘアミストのポイント
「ヘアミストを使ってもすぐ香りが落ちてしまう」「ヘアミストの効果的な使い方を知りたい」という人は、以下の5点を意識して使ってみてください。
少しの工夫でいつもより香りが長続きし、髪の毛もキレイになりますよ。
- 髪の毛に両側につける
- 数回に分けてつける
- アイロン前と後の2回つける
- 髪から10cm以上離れた位置からつける
- ブラッシングしてからつける
1.髪の毛に両側につける
髪の毛の内側と外側、両方側にヘアミストを使うことで持続的に香りをキープすることが可能になります。
ヘアミストは香水に比べると優しくふんわりとした香りなので、香り成分が髪の毛の表面にしかつかず、香りが取れてしまいやすいです。
そして、多くの人はヘアミストを付ける時に表面ばかりに付けてしまいます。内側の髪の毛にも付けると香りが持続しやすく、表面に付けた香りが弱くなっても内側に付けるとふわっと香ります。
内側に付けるときは、表面の髪の毛を手に取って持ち上げ少しづつ吹きかけましょう。また、パサつきやダメージが1番気になるのは毛先ですが、意外にも内側も傷んでいる場合があります。ヘアケアとして使う際も内側にも付けてくださいね。
2.数回に分けてつける
ヘアミストは一度にたくさんつけるのではなく、数回に分けてつけるようにしましょう。
一度に多く使用しても、香りが長時間持続することはありません。ブラッシング後やスタイリング後、出かける前などに、少量ずつ分けてスプレーすると香りが定着しやすいです。
また、出かける前だけではなく、お昼や夕方など、朝昼夕と3回に分けて気になるときにその都度付け直すと香りが持続しますよね。
なるべくヘアミストは持ち歩き、香りが感じられなくなったらいつでもどこでも気軽に香りをプラスしていきましょう。
3.アイロン前と後の2回つける
髪の毛のセットでアイロンやコテを使うことが多い方は、アイロンをする前とした後の2回に分けて付けましょう。
ヘアミストは水分が多いのでアイロンの熱で蒸発しやすいです。そのため、香りや潤い効果が弱まってしまいます。
アイロン前は熱のダメージから保護する役目として使い、アイロン後にもう一度保湿やパサつき防止として使えば、潤いが持続しやすくなります。付けすぎてしまわないよう注意しましょう。
4.髪から10cm以上離れた位置からつける
髪の毛から10cm以上離れた位置からつけましょう。
至近距離でヘアミストをつけると一点に集中してしまいムラが出てしまいます。10cm以上離れた位置からスプレーすると、髪の毛全体に満遍なくいきわたり360度どこからも香りが漂いますね。
ちなみに、ヘアミストはつける所によっても香り方が変わります。香りを際立たせるなら頭頂部付近、ふんわり香らせたいときは内側や毛先につけるのがおすすめですね。
ただつけるだけでなく、つける場所を変えて自分好みに香らせてみるのも良いと思います。
5.ブラッシングしてからつける
ヘアミストを付ける前に髪の毛をブラッシングしましょう。
パサつきが気になる髪の毛にそのままの状態で付けても、綺麗に馴染みません。ブラッシングをして、指通りをよくしてから髪の毛全体に付けるとキレイになります。
寝る前やセットする前に付ける際も、ブラッシングをすることを忘れないようにしましょう。
まとめ
以上で『ヘアミストの効果とメリット』、『ヘアミストの基本的な使い方』を解説させていただきました。
ヘアミストは髪にシュッと吹きかけるだけで、香水代わりやスタイリングのベースになり簡単なので忙しい人に特におすすめです。持ち歩きやすく、シュッとサッとつけられるアイテムなので、プライベートはもちろん、職場や学校などさまざまなシーンで使えますね。
そして最後にもう一度確認しましょう!
ヘアミストの効果はこちら↓
- フレグランス効果
- スタイリング効果
- トリートメント効果
- 紫外線&静電気予防効果
香りを付ける効果やヘアダメージ予防、保湿や紫外線・静電気などからの刺激を防止するなど様々な効果がありますね。
- 朝・出かける前の使い方…「寝ぐせ直し」や「スタイリング」として
- 昼・日中の使い方…「フレグランスやニオイ消し」、「スタイリングし直したり」として
- 夜・就寝前の使い方…「ヘアケア目的」や「寝ぐせ対策」として
いろんな効果が備わったヘアミストは朝、昼、夜どんなシーンでも使えますね。
香りがもたらす効果がたくさんあるヘアケアアイテムなので、個人的には日中使ってみてはどうかと思います!バックの中にとりあえず入れとくと出かけている際にサッと使えますよね。
1本所持しておくだけでも損はないかと思います。
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