エドルカラーをお勧めされるけど何かな?
イルミナカラーやアディクシーカラーってのもよく聞くけど?
そもそもグレージュって?
そこで本記事では、次のことをお伝えします。
- エドルカラーについて
- エドルカラー・イルミナカラー・アディクシーカラーの違いについて
- グレージュについて
という僕は美容師歴14年
ヘアカラー累計1万人以上施術経験あり。そして、美容業界において名誉と権威ある称号”ヘアケアマイスター”取得中です。
エドルカラーの魅力とは?
エドルカラーってそもそも何?
エドルカラーは「タカタベルモント」の化粧品ブランドLebeL(ルベル)が「遊ぶ、彩る、透き通る」をコンセプトに開発し展開されているカラー剤です。
エドルの名前の由来は、
『edol = エドル = 絵取る』
絵取るという意味は、美しい状態を保ちながら彩色するということです。
エドルカラーの最大の強みは、アッシュやグレージュといった赤みを抑えつつ、髪の透明感を出せるヘアカラーです。
エドルカラーの特徴
髪の赤みを消して透明感のある色に
エドルカラーは「赤み」そのものを消し、透明感を作り出してくれます。
毛髪のメラニン色素
日本人の地毛の髪は基本は黒で、この黒の色を作っているのが髪に含まれているメラニン色素です。
メラニン色素は2つに分ける事ができ、ユウメラニンとフェオメラニンがあります。
ヘアカラーを透明感ある髪に染める為に
メラニン色素を脱染し、カラーの染料を髪の内部に浸透させることが必要です。
メラニン色素を削る力が強いハイトーンのカラー剤を使ったり、ブリーチ(脱染)をする事が多いです。
従来のヘアカラーはこの2つのメラニン色素を強く脱染し、より多くの染料を入れる事で透明感のある発色にしています。
シナジーオイル処方
エドルカラーは、従来のヘアカラーと違い、日本人の髪に多く含まれるフェオメラニンを効果的に漂白するシナジーオイル処方というのがあります。
これにより、髪の赤味を漂白し、無駄な脱染を最小限に抑え、鮮やかなカラーを実現できます。
エドルカラーは日本人の髪質に合い、透明感やツヤを引き立て、美しい仕上がりにします。
しっかり染まり色持ちアップ
エドルカラーは、染料の浸透効果が高く、染毛力と色持ちのアップの効果があります。
ヘアカラーをした際、カラーの色素は髪のコルテックスという部分で発色する事で髪が染まります。
ブーストオイル成分
エドルカラーは、コルテックス内のCMC(油相のβ層と親水相のδ層が存在する)にあるβ層に染料を効果的に届けることで、髪の芯に深く染まり、高い染色力を発揮します。
ブーストオイル成分がCMCのβ層とδ層の界面に規則正しく並ぶことで、髪に油分を補給しながらカラーの染料の定着をしっかり補強して色持ちがよくなります。
この特性により、髪の内部までしっかりと染め上げ、美しい発色を実現します。
低アルカリでダメージが少ない
従来のヘアカラーでは、鮮やかな発色を得るためには高いアルカリ剤を使用し、メラニン色素を分解する必要がありました。
しかし、エドルカラーは効果的に髪の赤味を担うフェオメラニンを漂白できるため、高いアルカリ剤は不要になりました。これにより、髪に残るアルカリ剤が少なく、低ダメージでヘアカラーが出来ます。
残留アルカリ
ヘアカラーをすると、髪には残留アルカリと呼ばれるアルカリ剤が残ります。
これが原因で髪が退色し、継続的なダメージを受ける可能性があります。美容室では残留アルカリのケアを行うが完全に取りきることは難しく、弱酸性のシャンプーを使用するなど、継続的なpHケアが重要になります。
(髪は本来弱酸性です)
どんな人に向いている?
日本人特有の赤味(フェオメラニン)を強力に漂白し、赤みを削っていきます。
アッシュやグレージュにしたい人にオススメできるヘアカラー剤です。
エドルカラー・イルミナカラー・アディクシーカラーの違い
エドルカラーと他のカラー剤の特徴を簡単にまとめました。
エドルカラーの特徴
エドルカラーの特徴は、上記にも書きましたが日本人特有の赤味(フェオメラニン)を消すことに特化したヘアカラー剤です。
アッシュやグレージュといった髪色はどうしても赤みが出てしまい、透明感を出したい場合には他の色で消さないといけないが、フェオメラニンを強力に漂白してくれるので透明感を演出し再現させます。
染料の浸透効果を高め定着領域を補強髪の芯から発色し、低アルカリで質感よく、ダメージを感じさせずに、美しい色艶で仕上がります。
イルミナカラーの特徴
WELLA(ウエラ)という会社が開発したカラー剤の名称で、イルミナカラーの大きな特徴としては、驚くほどのツヤ・透明感・やわらかな質感。
特に赤みが出やすい日本人の髪でも、外国人のようなシアーで透き通ったカラーが表現できるというところです。
透明感のある外国人風カラーが実現でき、通常のカラーより傷みが少なくカラーできます。独自の特殊技術(マイクロライトテクノロジー)によって、キューティクルへのダメージを最小限に抑えて染めることができ、退色してもキレイな色をキープできます。
アディクシーカラー特徴
サロン専売品メーカーミルボンが手がけるカラー剤のことで、アディクシーカラーの特徴としては、高彩度の青色がベースの色味になっているので、ブリーチを使わなくても日本人特有の赤味を打ち消すことができ、透明感のある髪色に仕上げることができます。
アディクシーカラーは赤みと黄みを抑える高い効果が期待できるため、アッシュやグレー、パープルなど寒色系の髪色にしたい人から人気があるといわれています。
エドルカラーラインナップ
「赤味」を消し、髪の芯から発色、透明感のある色みが続くヘアカラー。
全77色+ライトナー、クリア、アイボリー
ベースカラー/30色
シェードカラー/40色
プライマリーカラー/7色
髪の毛の質感を楽しめるナチュラルやほんのりとくすみを感じれるスモーキーな色合いを表現します。(ブラウン・ベージュ・グレージュ)
グレージュはエドルカラーで特に人気です。
そもそもグレージュって何色?
グレージュカラーとは、グレーとベージュの色を合わせた髪色の事で、赤味がない外国人風の色味をより日本人に馴染みやすくする為の色味です。
グレーがもたらすおしゃれでくすんだ雰囲気や透明感、ベージュが提供するまろやかで柔らかい質感。これらの要素を同時に叶えてくれます。
日本人に出やすい髪の赤味を取り除き透明感と柔らかさを出せるカラーの色味としてとても人気です。
一般的に外国人風カラーはブリーチを使用して赤味を抜くことで透明感のある色を出しますが、グレージュの魅力はブリーチなしでも楽しめるダメージレスな外国人風カラーというところもおすすめの1つです。
- 髪の毛が柔らかく見える
- 髪の毛に透明感が出る
- 仕事上、派手な髪色はできないという方もおすすめ
- グレーが強過ぎるとくすみが出るが、グレージュだと顔色が良く見える
ブリーチなし 暗めグレージュカラー
ヘアカラーにおいて、職場の規制で最も一般的なのは7レベルの明るさを設定しているところが多いです。
暗めでも赤味を消すことで透明感を与えます。ブリーチなしで透け感を出す為にグレージュの中でもグレー味を強くすることで赤味を消します。
このように、ブリーチを使用せずに赤味を削る方法として、グレージュカラーはとても魅力的です。
職業的な制約で明るい髪色にすることが難しい方や、明るい色に抵抗がある方にとって、ブリーチを使わない暗めのグレージュはとてもおすすめです。
ブリーチなし 明るめグレージュカラー
明るめのグレージュは黄ばみが出にくく、くすんだ透け感を出してくれるものなので仕上がりはとても上品です。
明るめのグレージュはベージュの比率を高め、抜け感や柔らかさを出します。
ブリーチを使用せずに、繰り返し染めることで明るさが増し、染めるたびに色が豊かになり、最終的には美しいグレージュに仕上がります。
持ちも良く、柔らかい自然な印象で、赤味を抑えた仕上がりが特に人気です
へアカラーにおいて職場の規制が緩めの方に是非おすすめです。
エドルカラーで人気のグレージュカラーに出来る話
数あるヘアカラーの中でも、髪を傷めずに日本人特有の髪の赤味(フェオメラニン)を消すことができるエドルカラー。
そして、エドルカラーで人気の柔らかさや透明感など、今欲しい要素が詰まっているグレージュ。
ブリーチなしで透明感や柔らかさを叶えることが出来るのが最大の魅力です。
外国人風のヘアカラーを叶えるためには、赤味を消すことが重要。明るくても暗くても馴染みがよくナチュラルで挑戦しやすいグレージュカラーにするために絵取ることを推奨します。
あなたは明るめと暗めのグレージュどっちが好きですか?
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