
このような悩みついて解決できる記事を書きました。
- 都内で働く美容師歴15年の3児の父
- オーディブルの階級は「マスター」
- 月10冊、累計300冊以上を耳で読破。
毎日忙しくても「整うこと」を大切にしながら、家族との暮らしや美容、「耳で読む読書」を楽しんでいます。
「本、読みたいんだけどな」
「前作『方舟』がすごく良かったから、次も読んでみたい。」
そう思いながらも、家事・育児・仕事に追われる毎日で、気づけば本を開かないまま時間だけが過ぎてしまう…。
だからこそ、そんな忙しい毎日の中で、ほんの数分でも「自分を整える読書の時間」を持つだけで、心がふっと軽くなる瞬間があります。
今回ご紹介するのは、夕木春央さんの「十戒」。
静かな狂気が胸に刺さる傑作ミステリー小説です。
「え、嘘でしょ。」「どんでん返しが…。」
思わず何度も立ち止まり、自分に問いかけてしまう。
そんな衝撃と余韻が残る物語です。
本作を「耳」で読書する「Audible(オーディブル)」で聴きました。
再生速度も変えれて快適に「ながら読書」ができます♪
\30日間の無料体験は即退会OK!/
※無料期間中に解約すれば、お金はかかりません
リンク先:【公式HP】https://www.audible.co.jp/
本記事では『十戒』のあらすじ(ネタバレなし)、主な登場人物、感想、Audibleで聴いた体験談まで、実際に読んで感じたことをお届けします。
「忙しくても、心に残る読書がしたい」
そんなあなたの次の一冊選びの参考になれば幸いです。
夕木春央さんの『十戒』のあらすじ

それでも、疑わずにいられるだろうか?
和歌山・白浜沖に浮かぶ孤島「枝内島」。
直径300mほどの小さな島で、浪人中の里英(大学受験生)は父親とともに視察に訪れます。
視察の目的は、亡き伯父が所有していたこの島をリゾート施設として開発するため、不動産会社の社員を含む9名の関係者が集結した。
順調に進んでいるように見えた開発計画。しかし翌朝、島内で遺体が発見されます。
そして、その現場には、「十戒」と書かれた紙片が残されていました。
それはただの脅しではなく、破られた瞬間、島内に仕掛けられた爆弾が起動し、全員の命が奪われるという恐ろしい罰則が伴っていました。
閉ざされた孤島というクローズドサークルの中で、「犯人を探してはいけない」という戒律を守りながら過ごす3日間。
疑念が募り、恐怖が静かに浸食し、信頼が揺らぐ中で、里英たちは無事に本土へ帰ることができるのでしょうかーー。
主な登場人物
『十戒』は登場人物が多く、それぞれの関係性も複雑です。
物語に入り込む前に、名前と役割を軽く整理しておくだけで物語への没入感が変わります。
特にAudibleで聴く場合、誰がどの立場なのかを軽く把握しておくと、声や行動の背景がイメージしやすくなり、物語をより深く楽しめます。
ここでは物語の核心部分に触れない範囲で、
覚えておくと便利な主要人物をまとめました。
- 大室 里英(おおむろ りえ)
主人公。島の所有者だった大室修造(しゅうぞう)の姪。芸大をめざす浪人生。 - 大室
里英の父親。修造の弟。 - 大室 脩造(おおむろ しゅうぞう)
故人。島の元所有者で、リゾート開発に関わっていた。
- 沢村
30代後半の男性。身長190センチに届きそうな大柄で、活動的な印象の人物。 - 綾川
若手の女性研修社員。少し引っ込み思案だが素直な性格。
- 草下(くさか)
社長。50代の小柄で恰幅の良い男性。 - 野村
設計士。40代の女性で冷静沈着な印象。
- 藤原
30代前半の男性社員。物腰柔らかく、理知的な雰囲気。 - 小山内(おさない)
40代前半の男性社員。落ち着いた態度の持ち主。
- 矢野口(やのぐち)
大室脩造の古くからの友人。身なりに成金趣味を感じさせる中年男性。
「十戒」の感想

前作「方舟」のインパクトが忘れられず、今回も迷わず選んだ夕木春央さんの作品「十戒」。
「最後に待っているのはゾッとするどんでん返しなのか…?」
そんな期待を胸に、Audibleでも聴きながら楽しみました。
ここからは、ネタバレなしで、これから読もうか迷っているあなたに向けて、ボクなりに感じたことを素直にまとめてみます。
なぜこの本を選んだかというと
前作『方舟』をAudibleで聴いて、圧倒的な世界観に惹き込まれ「この結末、すごい…」と何度も心の中でつぶやくくらい衝撃を受けました。
その余韻がずっと残っていて、次の作品も必ず読もう(聴こう)と決めていたのが夕木春央さんの『十戒』です。
「前作のような緊張感と衝撃を、もう一度体験したい。」
そんな思いでAudibleでも耳読書を取り入れながら、この本を選びました。
印象に残ったシーン
序盤、視察に集まった大人たちがそれぞれの立場で牽制し合う空気感。
何気ない会話の端々に違和感がにじみ、「この中に、何かがある」と気づかされる瞬間が何度もありました。
物語中盤、とある人物のふとした行動や、残されたアイテムの描写が印象に残りました。
それが後になって意味を持つことで、静かに「疑い」が芽生えていく構造がとても巧みで。
そして、「十戒」が読み上げられた瞬間。
「犯人を探してはならない」という、ミステリーでは異例の禁忌が提示された時、思わず背筋がゾクっとしました。
ふだんなら当たり前の「謎解きの快感」が禁止され、ボク自身も登場人物と同じく「疑うことに罪悪感」を抱かされる構造がとても新鮮でした。
読んで感じたこと
この物語が突きつけてくるのは、
「信じたい」と「疑わなければならない」の間で揺れる、人の心のもろさ。
特に、主人公の里英の視点から描かれる心の揺れがリアルで、
誰かを信じたいのに、ふとした言動に引っかかってしまう…。
その繰り返しが、自分自身の感情ともリンクしてきます。
そして、「推理してはいけない」という設定がまた絶妙。
「この人、怪しいかも…」と思っても、それを口にしてはいけない。
ミステリーの快感が封じられることで、読者側にも静かなストレスが生まれ、
それがこの物語全体の「じわじわとした不穏さ」を強めている気がしました。
また、宗教や「十戒」というモチーフ、過去作「方舟」を思わせるキーワードが登場したときには、
「え…もしかして…」と、読んでいるこちらの思考も勝手に働き始める。
特にあるキャラクターに対しては、名前が明かされない不自然さや、過去作品を想起させる「共通点が匂う演出」があり、
「あれ…もしや…?」という予感が、読了後までじわじわと残りました。
決定的な伏線が張られているわけではないけれど、
「この人を疑っていいのか、自分が怖い」と思わせる、そんな静かに揺さぶられるような読書体験でした。
そして読後に思うのは、
「こんな物語を、耳で聴いてよかった」ということ。
ナレーションの声のトーンや間のとり方が、
この物語の空気を一層濃密にしてくれた気がします。

「十戒」は単独でも楽しめますが、
前作『方舟』を読んでからのほうがより深く刺さります。
思わぬところで、
「あっ…つながった!」という瞬間があるので、順番に読むのがおすすめですね。
『十戒』はこんな人におすすめ!
読む前は、「どんな物語なんだろう」「難しそうかな」と少し構えていたけれど、
実際に読んで(聴いて)みると、予想以上に「感情で味わう物語」でした。
ここでは、ぼく自身の読書体験をふまえて、
『十戒』を楽しめる人のタイプや、ぴったりの読書シーンをご紹介します。
- 『方舟』の衝撃が忘れられず、
「次も絶対読もう」と思っていた人 - ミステリーを「考察」ではなく、
「感情」で味わいたい人 - 子育て・仕事に追われる毎日の中でも、
耳でゾクゾクする物語を味わいたい人 - 「余韻に浸れる本が読みたい」
という大人の読書時間を求めている人 - 派手なトリックより、静かに胸を締めつけられるサスペンスが好きな人
Audible版で聴いた感想(ナレーションやテンポは?)

「読む時間がないけど、いい物語に触れたい」
そんな時こそ、耳で聴く読書=Audibleがぴったりです。
今回は『十戒』をAudible版で楽しんでみましたが、
緊張感のある展開と、静かな恐怖をじっくり味わうには音声との相性が抜群。
まさに整う時間をつくりながら、スリリングな物語に没入できました。
ここでは、実際に聴いて感じたことを、再生テンポやながら時間の活用も含めてまとめてみます。
ナレーションの印象
ナレーター・村上麻衣さんの声は、落ち着いたトーンで聴きやすく、感情を過度に込めすぎないバランスが絶妙でした。
特に「十戒」が読み上げられる場面では、声の間が恐怖をじわじわと広げていくようで、ただ読むよりも強い緊張感が生まれました。
派手な演出はない分、物語そのものの重みや、疑念の静かな広がりを邪魔せずに運んでくれる印象です。
再生速度はどれくらいがちょうどいい?
ボク自身は「1.5倍速」で聴いてちょうどいいテンポでした。
通常再生だとテンポがゆったりめなので、1.5倍速にするとちょうど映画のサスペンスのような緊迫感が生まれてちょうど良かったですです。
とはいえ、人物ごとの声のトーンや空気感も大切なので、最初の数分はちょっとゆっくりめで聴いてから調整するのがおすすめです。
聴きながらでも内容が入ってくる?
意外と「ながら聴き」でもしっかり楽しめました。
ぼくは朝の散歩中、家事の合間、子どもの寝かしつけ後など、1日10〜20分聴いていたのですが、物語にちゃんと集中できて、場面の違和感もなかったです。
物語の前半は説明や会話が中心なので、家事や通勤中などでも頭に入りやすく、気づけばどんどん先が気になる展開に。
後半は会話劇が増えてくるので、登場人物の名前や関係性を軽く整理しておくと、より物語に入りやすくなります。
最初に「主な登場人物」を頭に入れておくのがおすすめです。
Audibleで聴くメリット
読書の時間を「わざわざつくる」のが難しい時でも、Audibleなら大丈夫です。
通勤中、家事の合間、寝かしつけの時にイヤホンをつけるだけ。
ながら読書が、忙しい日常の中にも整う時間を運んできてくれます。
『十戒』のように、張りつめた空気や静かな狂気を描いた作品は、
「読む」より「聴く」ことで、より深く没入できると実感しました。
- 忙しい日常でも「ながら読書」ができる
- 静かな狂気や緊張感を、音声でダイレクトに感じられる
- 音で味わうからこそ、不安・疑念・静かな恐怖がよりリアルに感じられ、
「体感するミステリー」として味わえる
作品の基本情報
ここでは『十戒』の著者情報や再生時間など、読書やAudibleでの利用に役立つ情報を整理しています。
タイトル:十戒(じっかい)
ページ数:紙版:352ページ/Audible:8時間26分
出版社:講談社
発売日:2023年8月9日
受賞歴:
・週刊文春ミステリーベスト10(2023年・国内部門 第6位)
・本格ミステリ・ベスト10(2024年・国内部門 第7位)
Audibleナレーター: 村上 麻衣(むらかみ まい)
著者について
生年:1993年生まれ
メフィスト賞受賞&デビュー:2019年、『絞首商會』(改題前は『絞首商会の後継人』)で第60回メフィスト賞を受賞しデビュー
近作の受賞歴:
- 2023年『十戒』が「週刊文春ミステリーベスト10」国内部門で第6位
- 2024年「本格ミステリ・ベスト10」国内部門で第7位にランクイン
代表作:
- 『絞首商會』
- 『サーカスから来た執達吏』
- 『方舟』(2022年刊、国内ミステリランキング1位など多数受賞)
- 『十戒』(2023年刊)
- 『サロメの断頭台』(2024年刊)も本格ミステリ大賞候補など高評価
作風:緊張感ある閉鎖空間で静かに狂気が蠢く「クローズドサークル」系ミステリーを得意とする。現代社会を舞台に、倫理と本能の葛藤を描く作風が注目されている
社会背景:宗教2世として育つなど独自の経験を持ち、作品には終末思想や命の選別といったテーマ性が静かに反映されていることも
まとめ
『「戒」は、ただのミステリーではありません。
推理してはいけないという異質な構造の中で、
信じたいのに疑ってしまう。
そんな人間の本質が、静かに刺さる物語でした。
ページをめくるごとに、心がざわつき、
でも同時に、自分自身を見つめ直すような時間にもなった気がします。
忙しい毎日でも、物語の余韻がふっと心を整えてくれる瞬間って、たしかにあるんですよね。
今回はAudibleで「耳から読書」を楽しみましたが、
散歩中や家事の合間に物語に浸れるこのスタイルは、
「時間がないから読めない…」を前向きに変えてくれる読書体験でした。
「読書の時間を、取り戻したい」
そんなあなたへ、「十戒」の静かな衝撃を、耳で味わってみてはいかがでしょうか?
\30日間の無料体験は即退会OK!/
※無料期間中に解約すれば、お金はかかりません
リンク先:【公式HP】https://www.audible.co.jp/
