こんな悩みについて解決できる記事を書きました。
美容師歴15年/現役stylistとして活躍中。ヘアケアマイスターの資格を取得中/
お客様とのコミュニケーションから得たリアルな声を活かし、豊富な経験と知識を織り交ぜた情報をお届けしています。
これからご紹介する『お風呂上がりのヘアケアに順番』を実践することで「髪がキレイになった」といっていただけるお客様がたくさんいました。
読み終えていただき、実践することによって今後お風呂上がりでの髪の扱い方に悩むことがなくなり、多くの方から「髪がキレイだね」と言われるようになります。
実際に男のボクでも実践して髪がキレイになっていますし、妻も実践して髪がキレイになってます。ぜひ気軽に読んでくださいね!
ヘアケアの必要性
そもそもなぜヘアケアが必要か知ってますか?その理由は簡単です。
「一度傷んでしまった髪は完璧に元の状態に戻すことができないから」です。
トリートメントやオイルなどを使い、髪の毛を綺麗に見せることは可能ですが、元の髪の毛に戻すことはできないので、枝毛、切れ毛になったら、切るしか対処法がないため、髪の毛を傷めないために、日々のヘアケアが必要になります。
夜のヘアケアの重要性
特に夜のヘアケアは、髪をキレイにするために、そしてダメージしないようにするためにとても重要です。
髪が傷む原因は、日中の紫外線や乾燥、ヘアカラーやパーマなどの施術など様々ですが意外にも夜間にもダメージを受けやすいんですよね。
その原因は摩擦です。
髪に摩擦が生じると、髪の表面を守るキューティクルが損傷して髪内部の水分が保ちづらくなります。睡眠中は長時間枕に触れ寝返りを打つたびに髪と枕の間で摩擦が生じますよね。
特に髪が濡れていたり、キューティクルを保護するヘアケアをしていないと摩擦の影響で傷んでしまいます。髪をとかす時も摩擦の影響が出やすいですね。
そうならないためにも夜のヘアケアは大切なんです。
ちなみに翌朝のスタイリングのしやすさやバクハツ頭(髪)にも大きな影響が出るので、朝のスタイリングの事も考えると夜のヘアケアが大事なのが分かると思います。
「しっかりケアしてるのに髪がまとまらない…」「毎日気を遣ってヘアケアしているのにヘアトラブルが絶えない」「朝楽したい!」そんな方は、夜のヘアケアのやり方や順番にを見直してみましょう!
お風呂上がりでの必須アイテムとは?
毎日のお風呂上がりのヘアケアに欠かせないのがアウトバストリートメントです。
アウトバストリートメントは、洗い流さないトリートメントのことですよね。
濡れた状態の髪に馴染ませることでドライヤーやアイロンの熱、紫外線、摩擦などのダメージから髪を保護したり、髪にうるおいを補給したりする効果があります。
自分の髪質に合ったアイテムを選ぶことで、パサつきやごわつき、広がりなどのお悩みをケアすることもできます。
主なアウトバストリートメントはこちら↓
- ヘアオイル
- ヘアクリーム
- ヘアミルク
- ヘアミスト
1.ヘアオイル
ヘアケアアイテムの定番であるヘアオイルは油を主成分として、髪に水分や油分を補い保つ効果があります。髪にまとまりが欲しい時や乾燥ケア、スタイリング、夜のヘアケアなど使い方は様々です。
サラッと軽やかなテクスチャーから、しっとり重ためのテクスチャーまであるので、自分の髪質や好みの使用感に合わせて選ぶことが大切ですね。
スキンケアで例えるなら文字どおりオイルの機能を持つアイテムです。
主成分が油分なので、髪の毛1本1本をコーティングして外部からの刺激や負担を軽減する効果があるので寝る前におすすめです。ツヤ感を出したり、紫外線が気になる時のお出かけ前に使うのもありですね!
2.ヘアクリーム
水分と油分でできたヘアクリームはミルクと似ていますが、油分量が多く、少し硬めでしっとりとしたテクスチャーです。ヘアミルクよりも重くて、ヘアオイルよりも軽く、バランスのとれたヘアケアアイテムですね。
ミルクよりも配合量の多い油分が表面をコーティングし、ヘア内部に浸透した成分をとどめる力が高いです。そのため、ごわつきやパサつきが気になる髪にもなめらかに馴染みしっとりとまとまりやすい重さのある仕上がりになります
スキンケアで例えるなら文字どおりクリームの機能を持つアイテムです。
ヘアオイルのベタつきや重さが苦手で、ヘアミルクでは少し物足りないという感じる人におすすめです。特に寝る前のケアで活躍してくれるアイテムですね。
3.ヘアミルク
ヘアミルクは、油分と水分のバランスがほどよいアイテムです。髪内部に成分が浸透するだけでなく、髪表面に油分で膜を作ることで、指どおりがよく自然なツヤとうるおいを持ち、軽やかで、サラサラした仕上がりになるアイテムです。
水分が主原料であるヘアミルクは保湿力が高いため、乾燥による切れ毛や枝毛を予防する効果があります。
ヘアミルクはスキンケアで例えると、乳液のような役割を持つ洗い流さないタイプのトリートメント。
油分が適度なので、髪が細い、毛量が少ない、髪の広がりはあまり気にならないなど、トリートメントをつけると過度にしっとりした仕上がりになりやすい人向きです。
4.ヘアミスト
ヘアミストは、髪の毛に使用するミスト状のフレグランスアイテムです。“髪の化粧水”とも呼ばれ、保湿成分やUVカット成分など、髪に必要なさまざまな栄養を配合しています。
クリームやオイルと違い水分が主成分です。髪に成分を保持させるエモリエント成分を配合したものがおすすめですね。
エモリエント成分…(スクワラン、オリーブオイル、椿油、シアバターなど)
ヘアミストはスキンケアで例えると、化粧水ような役割を持つアイテムです。香りつけやスタイリング、紫外線対策に効果的ですね。
夜の使い方としては、お風呂上がりにドライヤーを使用する前に使い、髪の乾燥やパサつきを防ぎ髪にうるおいを与えます。
ミスト状で簡単につけられるため、手を汚さずに様々な用途にわたって使えるところが特徴です。
お風呂上がりのヘアケアのポイント2つ
実際にボクや周りの美容師さんの経験をもとに以下の2つを意識して取り組むことによってお風呂上がりでやることが明確になり髪の毛もキレイになりました。
ポイントはこちらです↓
- 順番はスキンケア→ボディケア→ヘアケア
- ミストorミルク+オイルの併用がgood
順番はスキンケア→ボディケア→ヘアケア
お風呂上がりには、ヘアケアの前にスキンケア、ボディケアとさまざまやお手入れが必要です。
お風呂上がりに行うケアの順番を解説していきますね。
お風呂上がりに行うケアの順番
- 髪を包んでタオルドライ&体を拭く
- スキンケア
- ボディケア
- ヘアケア
1.髪を包んでタオルドライ&体を拭く
お風呂から上がったらすぐのタイミングでタオルドライをします。
摩擦で髪にダメージを与えないようにタオルで包み込んで揉み込むように優しく拭き取ります。体を拭く時も同じくやさしくですね。
2.スキンケアをする
入浴後は肌がとても乾燥しやすい状態です。早めに顔の保湿に移りましょう。
化粧水後は、フェイスパック、美容液、乳液、クリームですね。
3.ボディケアをする
入浴後の乾燥した肌にボディオイルやボディクリームをつけ、うるおいを補給しましょう。
4.ヘアケアをする
アウトバストリートメントをつけて、ドライヤーで乾かします。
このように、流れや順番を知ると肌や髪、体のトータルケアで迷うことがなくなるのでうるおいに満ちたヘアケアができますね。
ミストorミルク+オイルの併用がgood
アウトバストリートメントは、ヘアミストorヘアミルク+ヘアオイルのW使いがオススメです。
お顔と同じで、髪も水分を補ったあとでミルクやオイルの油分で蓋をすることで、よりうるおいをキープできます。
併用する時は、先にヘアミスト、ヘアミルクを先につけましょう。その後からヘアオイルをつけると効果的です。
濡れているときにヘアミストorヘアミルクを使い、乾いてからヘアオイルでつけましょう!
アウトバストリートメントをつけていてもパサつきや手触りが気になる方は一度W使いをしてみて下さいね!
お風呂上がりの正しいヘアケア方法と順番
お風呂上がりの濡れた状態から乾かすまでの、正しいヘアケア方法を紹介します。
髪を傷ませないための基本的なヘアケアは男性・女性共通なので、性別問わず参考にしてくださいね。
お風呂上がりのヘアケアの順番
- タオルドライ
- アウトバストリートメント
- ドライヤー
- アウトバストリートメント
1.タオルドライ
最初にタオルドライで髪の水分をしっかりとりましょう。ドライヤーの熱はダメージの原因になるので、タオルドライを入念に行ってドライヤーの時間を短縮させましょう。
タオルドライの順番はこちらです↓
- 頭皮にタオルをあてて、優しく揉み込むように頭皮・根元の水分をとる
- タオルで髪の中間を挟み、ぽんぽんと優しく水分を吸収していく。中間から毛先まで行う
- 最後に目の粗いコームで全体をとかして、余分な水分を減らす
お風呂上がりの濡れた髪はとても傷みやすいので、力を入れてゴシゴシと拭き取らないようにしましょう。
2.アウトバストリートメント
ドライヤーの前に、アウトバストリートメントを馴染ませます。アウトバストリートメントを使うことでドライヤーの熱から髪を守りながら、乾燥やダメージケア、ツヤ感アップなどのヘアケアができます。
アウトバストリートメントを馴染ませるポイントはこちらです↓
- 半プッシュ~ワンプッシュくらい洗い流さないトリートメントを手に取る
- 髪の内側の中間から毛先に向かって揉み込むように馴染ませる
- 最後に目の粗いコームでとかす
アウトバストリートメントは、仕上げにコームでとかすことで、髪全体へ均一に行き渡らせることができます。
3.ドライヤー
毎日のドライヤーの乾かし方も、髪の状態や見た目に大きく影響します。
ドライヤーのポイントはこちらです↓
- 温風・強風モードにして、頭皮を指で優しくこすりながら根元を乾かす
- ドライヤーの風を上から下の方向に向けて、髪の中間から毛先に向かって乾かす
- 8割~9割ほど乾いたら弱風モードにして、手ぐしで毛先をとかしながら乾かす
- 仕上げに、髪全体のシルエット整えるように、弱風・冷風モードの風を上から下へあてる
最後に冷風をあてることで、キューティクルが引き締まり髪表面のキューティクルが整うので髪のまとまりや仕上がりが良くなります。
4.アウトバストリートメント
ダメージが気になる方はヘアオイルをつけましょう。
ヘアダメージが気になる方は、仕上げにアウトバストリートメントを重ね付けしてケア完了です。コーティング能力が高いオイルタイプなら、髪を艶やかにまとめて滑らかな指通りになります。
お風呂上がりのNG行動5つ
お風呂上がりの髪の毛はデリケートになっています。
すべきではないNG行動は以下の通りになります。
- 長時間濡れてままに放置する
- 濡れたまま(半乾き含む) 寝てしまう
- タオルで擦るように雑に水気を取る
- 歯が密なクシやブラシで無理やりとかす
- 髪をとかさないまま乾かす
長時間濡れてままに放置する
髪の毛を濡れたまま放置してしまうと、キューティクルが開いている状態が長くなります。その結果、髪の毛が本来持っているはずの水分が蒸発してしまい、全体的にパサつきやすくなります。
また、頭皮が湿った状態のままになっていると、頭皮で雑菌は繁殖しやすくなってしまいます。臭い・ふけなどの頭皮トラブルを招く可能性が高くなるので、湿ったまま髪の毛や頭皮を放置するのはやめましょう。
濡れたまま(半乾き含む) 寝てしまう
髪の毛が湿った状態のまま寝てしまうと、髪の毛と枕がこすれて髪の毛に摩擦が加わり、髪のダメージになります。
抜け毛やふけ、頭皮のかゆみ、髪の毛が細くなるなどの頭皮トラブルも起きやすくなり、髪の毛や頭皮にダメージがどんどん蓄積されてしまうので良くありません。
タオルで擦るように雑に拭く
髪の毛が濡れている状態のまま放置するのはよくありません。しかし、髪の毛の水分をガシガシと雑にタオルで拭いてしまうのも髪にとってダメージになります。
髪の毛同士が絡んでしまい、摩擦の影響で傷を作ってしまいます。
歯が密なクシやブラシで無理やりとかす
塗れている髪は繊細なので、歯が密なクシやブラシでとかすと、過度に圧がかかってしまいダメージヘアの原因になります。
歯が粗目のクシやブラシ、もしくはウェット用のものをつかいましょう。最近だとドライ用やウェット用、シャンプー用などの用途によって使い分けれるようにブラシも豊富ですね。
髪をとかさないまま乾かす
「めんどうだから…」と、いきなりドライヤーで乾かすのはよくありません。手ぐしでときながらドライヤーをかければいいと思っているかもしれませんが、手ぐしでは髪の毛の絡まりを解消しにくく、おおざっぱにしか髪を整えられません。
難しいテクニックはいらないので絡まないように毛先からやさしくとかすだけでOKです。
まとめ
以上でお風呂上がりのヘアケアについて解説させていただきました。
この記事で紹介した『お風呂上がりのヘアケアに順番』を実践すれば、今後お風呂上がりでの髪の扱い方に悩むことがなくなり、多くの方から「髪がキレイだね」と言われるようになります。
夜のヘアケアを頑張れば朝のスタイリングも楽になると思います。ぜひ意識してやってみましょう!
最後にお風呂上りの順番についてもう一度確認しましょう!
お風呂上がりに行うケアの順番
- スキンケア
- ボディケア
- ヘアケア
お風呂上りのヘアケアの順番は以下の通りです。
お風呂上がりのヘアケアの順番
- タオルドライ
- アウトバストリートメント
- ドライヤー
- アウトバストリートメント
実際にアウトバスのW使いをするとキレイになるし、美容室でも乾かす前にヘアミストをつけて乾かしてからヘアオイルをつけます。
ぜひ正しい方法でヘアケアを行って、美しい髪を手に入れてくださいね。
美髪についてはこちらを参考にしてみてください。
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